1. 20日鼠とエンドロール
2. 鼈甲の手
3. アトリエ
4. 人鳥哀歌
5. タイル
6. 某鬣犬
7. ジャッカロープ
8. 蜜蜂の毛布
9. Galapagos
10. メトロ
11. γ
レビュー・感想
今回はタシカさんです。
アルバムはハカランダと読むそうです。
M1の「20日鼠とエンドロール」良いですね。
自分のキャッチコピーにしたいタイトルです。
始まりのアルペジオが、くーるー、きっとくるー状態で、
これでもかという程煽るんですが、
その後完璧に期待を裏切らない歌で思わず一人でしたり顔してしまいました。
このアルバムは2009年ですが、聴き終え思ったのが、
すでに若手ロックバンドという風にカテゴライズされる存在ではないと思います。
それこそミスチルやバンプオブチキン等のようにJ-POP界に来てほしい逸材です。
(J-POP界の重鎮みたいな発言してすいません。)
楽曲や声が多数の人が好む音楽だと思うんです。
ただ個人的にはサウンドがあまり好みでなかったのと、
良い曲!と思うのが今回多くはなかったです。
前述の1曲目は好みでしたし、
M4の間奏の「タカタカタン!」も好きでした
(ちなみにこの曲オリコン7位入りしてるそうです)
M6はリフがカッコよく80年代歌謡曲のような雰囲気を醸し出してて気持ちよく、
M10に至っては歌が良い!
と3曲半は好きだったのですが、
他はあまりハマりませんでした。
多分何度も書いていますが、
サウンド重視でないこのアルバムのような作品は、
楽器群の音より歌の良さが肝だと思うので、
そういった意味で少し気に入る曲が少なかったのかもしれません。
でもこのアルバムはループアルバムとして聴くと良いなーとも思いました。
正直後半まではピンとこなかったんです。
だから後半の曲を前半に振り分ければ全体の印象も変わるじゃないか!と思ったのですが、
全曲終わって最初に戻ると、あまり好みでなかった曲もよく聴こえてきました。
一周終えた後に最初に戻ると聴こえ方も変わり、
ずっと世界が続いてるかのような曲構成がとても計算されてるように感じました。
あと恐らく最初の方はサウンドが好みじゃなかったので、
tacicaさんモードに入れてなかったんだと思います。
でも後半の良曲を聴いた事でtacicaさんモードを受け入れ、tacicaさんモードを尊重し、
再び1曲目から聴き直した事で、tacicaさんモードを重んじる事が出来たんだと思います。
だから始めての方は是非tacicaさんモードで聴いてみて下さい。
間違ってもあぶらだこさんモードでは聴かないでください。
タシカさんがベストアルバム出せば絶対良い曲ばっかだろうなーと思いました。
自分との相性
★★★★★☆☆☆☆☆ 55
ロック初心者へのおすすめ度
★★★★★★★☆☆☆ 75