さて今回はロックンロールが衰退した
50年代後半のお話です。
実はロックンロールが流行る以前
アメリカではポップソングが流行っていたそうです。
しかしロックンロールに食われてしまい、
しばらく日の目を見ない日々が続きます。
そして、前回勉強したように
ロックンロールの衰退が起こりました。
でもロックンロールぽい音楽やノリはすでに定着しており、
多数の若者に深く突き刺さったままです。
ロックの歴史4
今まで通りのポップソングを発表しても、もう売れない。
考えるプロデューサー。
そこで作詞・作曲・編曲・演奏等を分業し、
アイドルやレコード会社が選んだアーティストに
ロックンロールぽいポップソングを歌わす事を思いつきます。
今までのロックンロールは、
黒人音楽のカバーや、一人のアーティストが作曲していたものでしたが、
それをノリはロックンロール風、メロディはPOP風、
そして作業を分散して、作品を発表していきます。
つまり完全にロックンロールが商業化として定着した訳ですね。
現在の日本の音楽システムとも似てると思います。
代表的なのが、
ブリル・ビルディング
という建物から生まれた音楽で、
ここには様々な音楽出版社が入り、様々な曲が作られていました。
60年代初頭のポップスを
ブリルビルサウンド
とも呼ばれているそうです。
代表的な曲が、
The Ronettes(ザロネッツ)のBe My Baby
エリーグリニッチ&ジェフバリー
というソングライターお二方による作品です。
プロデュースもフィルスペクターという有名なお方です。
(正直何処を太文字にしていいか分かりません。
今の日本で言う所のザ・ロネッツがAKBで
エリグリニッチとかジェフバリーが伊藤心太郎で
フィルスペクターが秋元康みたいなもんでしょうか?
全員大事な気がします)
他には
Neil Sedaka(ニールセガタ) のCalendar Girl
この方はシンガーソングライターで、
ハワード・グリーンフィールドさんとの共作が多いそうです。
先日お勧めの動画で紹介されていますが、
ZガンダムのOPED作曲も担当してる方だそうです。
見た事ないので知りませんが…。
そして、
Little Eva(リトルエヴァ)のThe Loco-Motion
ジェリーゴーフィン&キャロルキング作詞作曲です。
初めて知ってる曲きました!
オレンジレンジが昔やってたやつですね。
これらPOPミュージック界のロックンロールソングは定着し、
ロックという愛称で呼ばれるようになります。
商業音楽ではありますが、
むしろ曲のクオリティは50年代中期のロックンロールよりも
上がっているのでは?とも言われているそうです。
「再生ボタンでそれぞれ試聴できます」
このように50年後半~60年代前半のアメリカでは、
ブリルビルサウンドがアメリカで大流行しました。