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145枚目「Glowing Red On The Shore」(2014) the fin.

Glowing Red On The Shore EP

the fin. 「Glowing Red On The Shore」
1. Across The North Pole
2. Circle On The Snows
3. Misty Forest
4. Floating In The Air
5. Faded Light
6. Glowing Red On The Shore
7. You Can See It In The Blue [Bonus Track] 8. Faded Light (Acoustic Version) [Bonus Track]

レビュー・感想

今回はthe fin.さんです。

去年の年末辺りから『the fin.』さんと『HAPPY』さんが

邦楽の音楽業界で少し話題になっていたのは知っており、

Youtubeで代表曲を聴くと2組共まんまと好みだったんですが、

月日を経てやっとアルバムを聴く事が出来ました。

いやー、まず抱いた感想は、

いくつやねん!と、ほんまに日本人か?です。

まだ20代前半のピチピチ新人バンドなんですが、

60歳くらいのゴーストライターが曲書いてないと辻褄合わないです。

そして英国の少しセピア色がかったような原風景が

これでもかと言う程幻影として押し寄せてきました。

もしthe finさんが同級生の一人で、

実は家でこんな曲作ってたと知ったら、

自分はなんて低俗な人間なんだとショック死すると思います。

the finさんはそれくらい哀愁のある音を奏でられます。

でも、かといって古臭くもなく凄く現代的にも聴こえます。

広がりのあるシューゲイザーのような音作りや、

サイケデリックな曲の世界観はもう文句無しの好みで、

好きなタイプのバンドに出会えた事に両手放しで喜べました。

一応大きく分けるとチルウェーブというジャンルに分類されるようですね。

まず冒頭M1とM2でthe finさんの世界に持っていかれます。

声と歌のメロディも凄く綺麗で、

サウンドは先ほど書いたようにサイケとかチルウェーブな音で

イギリスを浮かべるんですが、

歌はカーペンターズ並の美メロでアメリカンのようでもあります。

どっちにせよ日本ぽさをあまり感じない曲なんですが、

不思議となつかしいというノスタルジックな気分にもなれます。

M2はYoutubeにPVもあり、

それでthe finさんの大枠が掴める曲になっていると思います。

正直4曲目までは良すぎて他の事が手につかなくなり

裁判起こそうかと思ったくらいですが、

5曲目から少しだけテンションが落ちました。

どちらかというと4曲目までが良すぎた事と、

その世界観に慣れてしまい、

少しだけ一辺倒に聴こえてきたのが原因だと思います。

でも良いか悪いかでいうと他の曲もやっぱり良いです。

M1、M2、M3、M4、M6と8割方気に入りました。

M2の『Circle On The Snows』が好みだった方は

恐らくアルバムを聴いても期待に応えてくれる内容だと思います。

とても満足でした。

 

自分との相性
★★★★★★★★☆☆ 85
ロック初心者へのおすすめ度
★★★★★★★☆☆☆ 70

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