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レビュー レビュー>ロック

138枚目 「Pet Sounds」(1966) The Beach Boys


1.Wouldn't It Be Nice(素敵じゃないか)
2.You Still Believe in Me(僕を信じて)
3.That's Not Me(ザッツ・ノット・ミー)
4.Don't Talk(Put Your Head on My Shoulder)(ドント・トーク)
5.I'm Waiting for the Day(待ったこの日)
6.Let's Go Away for Awhile(少しの間)
7.Sloop John B(スループ・ジョン・B)
8.God Only Knows(神のみぞ知る)
9.I Know There's an Answer(救いの道)
10.Here Today(ヒア・トゥデイ)
11.I Just Wasn't Made for These Times(駄目な僕)
12.Pet Sounds(ペット・サウンズ)
13.Caroline,No(キャロライン・ノー)

レビュー・感想

今回はビーチボーイズさんです。

バンド名は釣りなので気をつけて下さい。

何処がビーチのボーイズやねんと100人中100人が思う作品で、

むしろ冬色が強い作品だと思います。

この作品現代に置いてはロックというよりポップスに分類されそうですが

ジャンルはいつもの如くどうでもよく本当に素晴らしいアルバムだと思いました。

VO.ブライアン・ウィルソンのメロディセンスと

裏声や楽器群のハーモニーが天才的です。

これ60年代のアルバムなんですが、

普通昭和乙!とか昭和臭っ!の一言で終わりそうじゃないですか?

それを今も色あせる事なく良いと思え、むしろ名作とまで思う、

ここまで時代を飛び越える普遍的な作品なかなか無いんじゃないでしょうか。

自分はどちらかというと、新しいとかオリジナリティが強い方が好きなんですが、

ペットサウンズを聴いて一番思ったのは

「普遍的」なものは凄いなという事です。
(といっても当時は新しかったんだと思いますが)

ロックの歴史のページを何処まで書いたか忘れたのと、

ビーチボーイズの前作品レビュー書いてないので前後しますが、

このペットサウンズはブライアンがビートルズのラバーソウルを聴き

「なんじゃこりゃすげー!ぐぬぬ俺も作るー!」と

対抗意識で作り上げた魂の一作なんです。

でも命削ろうが満を持して燃えないゴミが登場する事は多々ある訳で、

それをしっかり名作に仕上げるのはやはり

元々持っている音楽センスが高いんだろうなと思います。

自分は前作のサーフロック丸出しのアルバムもそこそこ好きだったんですが、

今回の釣り作品と比べてしまうと次元が違う気がします。

まさに時代を超えて愛せるメロディとハーモニーを味わえるアルバムです。

2曲目のアウトロで「ア♪ア♪アーアー♪・・・」とフェイドアウトかな?

と思ったら「・・・・・・・アー♪アー♪アア♪」と始まる箇所があるのですが、

そこで毎回笑ってしまいます。

ブライアン凄いです。

 

自分との相性
★★★★★★★★★☆ 90
ロック初心者へのオススメ度
★★★★★★★★☆☆ 85

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